大腸カメラ

大腸内視鏡検査（大腸カメラ）とは

当院の大腸内視鏡検査

■ 内視鏡専門医による検査

内視鏡専門医が病気の見逃しがないように精度の高い大腸カメラ検査を実施いたします。

■ 検査時の苦痛・負担を軽減

当院ではできる限り患者様の負担を減らせるように工夫しています。検査前の下剤は原則、約500mlです。 検査直前には鎮静剤や鎮痛剤を用いてうとうとしたにし、無送気軸保持短縮法などのテクニックの活用、およびCO2送気を行って痛みを抑えた検査を心がけております。痛みや不快感などで不安のあるかたは、ぜひお気軽にご相談ください。

■ 検査設備が充実

当院ではオリンパス社最上位機種「EVIS X1」による細径大腸内視鏡など先端設備を導入して、精度の高い検査や治療をご提供させていただきます。

■ 日帰り大腸ポリープ切除

内視鏡を用いたポリープ切除を日帰り手術で行っています。

大腸内視鏡検査でわかる疾患

大腸ポリープ

多くの大腸がんは、大腸ポリープが大きくなることで発生します。大腸がんになる前の、より小さい状態で診断することにより、低侵襲な内視鏡治療が選択可能となります。ただ大腸ポリープのなかでも、治療が不要のポリープもあります。検査の際、的確に診断し治療が必要なポリープのみを切除いたします。

大腸がん

大腸に発症するがんで、早期のがんではほぼ無症状です。がんが大きくなると、「腹痛」「下痢・便秘」「血便」などの症状がみられます。男女ともにがん死亡原因の上位を占めていますが、早期発見が出来れば治療は可能な病気です。症状がなくても、40歳以上で内視鏡検査を受けられたことがない方、以前に大腸ポリープを切除したことがある方は、一度検査を受けられることをお勧めします。

大腸憩室

大腸の壁にできた5～10㎜大の袋状の凹みを憩室といいます。食生活や加齢、体質などが原因となります。特に食生活は憩室の発生に大きく関与しており、食物繊維の摂取不足により便秘となり、腸管の圧が高まることで出来やすくなります。普段は無症状ですが、憩室内の血管が破綻し血便を起こすことや、細菌感染により炎症を伴い腹痛を呈することがあります。

過敏性腸症候群

ストレスや不安などが原因となって、過敏性腸症候群を発症することがあります。腸管の知覚過敏などが原因となり、長期間続く腹痛や繰り返す下痢や便秘などの症状を認めます。

炎症性腸疾患

潰瘍性大腸炎、クローン病という2つの病気があり、原因はまだはっきりとは分かっておりません。遺伝や環境、腸内細菌の異常などの要因がさまざまに関わり、免疫異常が起こり発生すると考えられております。若い方に発生することが多く、下痢、血便、腹痛、体重減少、発熱などの症状がみられます。

内視鏡検査の流れ

• 前日寝る前に下剤を飲みます。
• 当日朝より大腸をきれいにするため、500mlの下剤を数回に分けて飲みます。

• 鎮静剤の効果には個人差があります。

• 身体の左側を下にして検査台に横になります。
• その態勢で肛門から内視鏡を挿入します。

• 大腸の一番奥までカメラを挿入後、観察を行っていきます。
• 必要がある場合は、生検（組織検査のための組織採取）を行います。

• 通常は10分程度です。（症例により前後します）
• 検査終了後は回復室でしばらくお休みいただきます。

• 通常、飲食は1時間後から可能です。
• 検査当日のお風呂はシャワー程度にしてください。
• 鎮静剤使用後は、ご自身の運転（車・バイク・自転車など）をお控えください。
• 激しい運動は避けてください。
• 検査終了後、気になる症状がある方は、すぐに医師までご相談ください。
• ポリープを切除した方は、検査後の注意点などを別途御説明いたします。

内視鏡検査料金

下記の料金はおおよその目安とお考えください。 検査料金は、患者さまの健康状態や検査時に使用する薬剤により下記の料金から多少ずれる可能性がございます。

大腸内視鏡検査	1 割負担	2 割負担	3 割負担
大腸内視鏡検査のみ	2,000円	4,000円	6,000円
検査＋病理組織検査	3,500円 ～6,000円	7,000円 ～12,000円	10,500円 ～18,000円
大腸ポリープ切除術 （1臓器）	7,500円	15,000円	22,500円
大腸ポリープ切除術 （2臓器）	8,500円	17,000円	25,500円
大腸ポリープ切除術 （3臓器）	10,000円	20,000円	30,000円

大腸内視鏡検査では検査着代として別途500円頂戴いたします。