横浜市青葉区の あざみ野内科・消化器 内視鏡クリニック 【 内視鏡専門医 】

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大腸ポリープとは

大腸ポリープは、大腸粘膜から発生する隆起性の病変で、サイズは1mmから数cmまで様々です。ポリープは非腫瘍性と腫瘍性に分類され、非腫瘍性には炎症性ポリープと過形成性ポリープが含まれます。腫瘍性ポリープの多くは腺腫であり、一部はがん化するリスクがあります。また、非腫瘍性の過形成性ポリープの中でも大きいものや、上行結腸や横行結腸に発生するものは、がん化の可能性が指摘されています。そのため早期の検査とポリープ切除が大腸がんの予防に繋がります。

大腸ポリープの原因

大腸ポリープの原因としては、加齢や生活習慣が関与していると考えられています。
40歳頃から加齢による変化がポリープの増加に関与するとされており、生活習慣もポリープ発生の要因とされています。
肥満、高カロリー食、動物性脂肪の多い食事、食物繊維不足、過度な飲酒や喫煙がその例です。
遺伝的要因としては、「家族性腺腫性ポリポーシス」が挙げられます。
この疾患では、数百から無数のポリープが大腸に発生します。放置すると、がん化するリスクが高まり、最終的には100%大腸がんになると言われています。

大腸ポリープの症状

⼤腸ポリープがあっても初期では自覚症状はほとんどありません。
大腸ポリープが大きくなると、大腸の内部を塞ぐことがあり、その結果便の通過が妨げられることがあります。
これにより、便秘や下痢、腹痛などの症状が生じることがあります。また、便がポリープに当たると出血することもあります。

大腸ポリープの検査方法

大腸ポリープや早期大腸がんは、ほとんど症状が現れません。そのため、無症状の状態である場合には、便潜血検査や大腸内視鏡検査(大腸カメラ検査)などが主流に行われています。
当院での大腸ポリープの検査方法については下記の通りです。

この検査は、主に健康診断の際に利用されます。便潜血検査は、血液中のタンパク質であるヘモグロビンが便中に含まれているかどうかを調べるものです。
大腸ポリープが存在する場合、便がポリープに擦れて出血することがあります。
そのため、この検査は大腸ポリープや大腸がんのスクリーニングにも有用です。微量の血液でも検出可能であり、採取が容易なため、進行したがんの90%以上、早期がんの50%以上を発見できるという報告もあります。

大腸内視鏡検査(大腸カメラ検査)は、最も一般的で信頼性の高い検査方法です。
内視鏡を肛門から挿入し、大腸全体を直接観察します。この方法により、疑わしい病変があれば即座に組織を採取し、顕微鏡で詳しく調べることが可能です。また、切除可能な大きさのポリープがあれば、その場で切除することも可能です。

大腸ポリープの治療方法

大腸ポリープの治療には、主に内視鏡治療と手術が用いられます。
腫瘍性ポリープは内視鏡治療または手術によって摘出されますが、非腫瘍性ポリープには通常、積極的な治療は必要ありません。
予防のためには、生活習慣の改善が重要です。食事や喫煙、飲酒の制限、食物繊維の摂取増加などが推奨されます。
また、定期的な大腸内視鏡検査(大腸カメラ検査)を受けることも、大腸ポリープの早期発見と予防に役立ちます。

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